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【衝突解析 自動車のサイドクラッシュ】
衝撃解析を考察するうえで①吸収エネルギーから考える衝撃剛體の運動方程式から考える衝撃力と応力波の伝播から考える衝撃力があります。
①の吸収エネルギーから考える衝撃力とは変形體が衝突されることにより最大変形した変位での応力としています。
衝突の瞬間ではなく、衝突した後変形體の変形が最大になったときに発生するとしています。
②は衝突物(剛體)の慣性力と変形體との反力の力の釣合いから求めます。両者は変形體の密度を無視していますし、変形體に生じるひずみは変形體に一様に生じるとしています。
③では応力波という概念を導入します。
弾性體が衝突すると変形體內に応力波が発生して內部を変形體物性で決まる速度で伝播するとします。この応力波は変形體の一端が衝突したという情報を周りに 伝える役割を果たします。このような概念を用いた伝播速度は剛體が加えた力積と変形體の運動量変化の関係から求まります。(この応力波伝播速度を音速とも 言います。)
①、②、③の結果はまるで違ったものとなってしまいますが、これは応力波の概念を導入したことによります。
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